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お知らせ
◆箱根歴史探訪「山中城の戦い」
【提供日程:2018/01/31(水)〜】
その他
2018/01/31
当館のある箱根小田原地域のお城といったら、「小田原城」があまりにも有名だと思いますが、実はもう一つ・・三島から箱根峠に上った東海道(現代の国号一号線)にある
「山中城」をご存知でしょうか・
戦国時代に小田原北条氏が甲斐の武田信玄の侵攻に備えて築城されたと言われており、小田原城の西の防衛を担っておりました。
城内は土塁や空堀など非常に優れた技法を用いており、2千の兵士がいれば1万人の侵攻を迎え撃てると言われた堅城だったそうです。
1590年3月39日、豊臣秀吉による小田原討伐の際には北条方四千の兵士で、豊臣軍七万の軍勢を迎え撃ち激戦を繰り広げたと言われております。
早朝より始まったこの戦は豊臣方の圧倒的な戦力に対し、巧みに配置された堀や土塁を利用した北条方が17倍以上の戦力差に拮抗した戦を最初は見せておりましたが多勢に無勢、正午過ぎには本丸が打ち破られました。
この戦で北条方は2千人以上が戦死したと言われておりますが、対する豊臣方も数多くの武将を失うなど両軍入り乱れての激しい戦いだったようです。

現在、建物や本丸などは残っておりませんが、見事な障子堀や畝堀などが残っており歴史的、技術的な観点から日本百名城の一つにも選ばれております。
当館からはお車で40分程、周辺は歴史公園となっており富士山や駿河湾が一望できる絶景スポットでもありますよ。